続・雪うさぎ~その後の二人のラブラブなお話…のハズ?~
「おっ、おばさん?どうして…」

「あらぁ、だって勇気クンのお誕生日だもの、お祝いしなくちゃ」

「へっ?」

「だから雅と一緒に来ちゃったのよぉ。驚かそうと思って、一本早い電車で来たの。驚いたでしょ~?」

驚いたよっ! つーか、何で来るんだよっ?

おまけにすげー荷物だしっ?

何だよ、そのでっかい風呂敷に包まれた、お重みたいなもの。

って、お重じゃんかっ?

しかもひと際でっかい箱まで持って…これってまさかアレじゃないのか?

うそだろーっ?

おばさんの後ろで苦笑するおじさんと、両手を合わせて『ゴメン』と仕草で謝る雅。

雅!お前っ、知ってて俺に教えなかったのかよっ


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