続・雪うさぎ~その後の二人のラブラブなお話…のハズ?~


ピンポ~ン♪

3月3日 夜7時

俺は、逃げたしたくなる気持ちをやっと押さえ雅の家にやってきた。

「は~い」

そう言って家の中からパタパタと足音を響かせて駆け寄ってくる。

満面の笑顔で俺の傍らへと駆け寄ってくる雅が可愛くて、思わず腕を強引に引き寄せ腕の中に閉じ込めてしまう。

「いらっし…きゃっ!わわっ、勇気?やめてよこんな所で。」

あわてて離れようとする雅を、「だめ」と一言で制してぎゅぅっと抱きしめる。

「ん…っ、苦しいよ。勇気」

「雅がイジワルだから、お仕置き。」

「いじわる?なんでよ~?
あたしもやめとけって言ったんだよ?
でも、ママにしたら勇気はいつまでも子どもの頃のゆうちゃんのままなのよ。」

「雅が阻止できなかったのが悪い。」

俺は眉間に皺を寄せて渋い顔をしてみせると、少しイジワルな声を出して雅の動きを封じて雅の頬にキスを一つ落とした。


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