続・雪うさぎ~その後の二人のラブラブなお話…のハズ?~
「まあまあ、勇気クン。いらっしゃ~~~い♪
どうしたの?浮かない顔しちゃって。」

このケーキのせいです。とはさすがに言えず、あははと笑ってごまかしてみる。

「勇気クンとお誕生会がまた出来るなんてうれしいわあ。
また、毎年やりましょうね?」


・・・・・毎年・・・?


深く考える事は止めにしよう。

とりあえず、問題は今日のこのケーキをどう克服するかだ。


そんなことを考えていた俺に、おばさんの言葉は処刑宣告のように響いた。


「さあっ、勇気クン、ケーキにロウソクを立てるわよ♪がんばって消してね?」



だれか……助けてくれ





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