続・雪うさぎ~その後の二人のラブラブなお話…のハズ?~
「俺だっておまえ位の年の頃ってさあ、色々あったし付き合っていて何もするなって言うほうが無理だって思うわけだわ。
だけど、やっぱり自分の娘はなぁ。すげ~複雑なわけよ。」

まあ、言いたい事はわかるけどさ。

でも、コレって…公認してくれるって事だよな?

「勇気はいいかげんな気持ちで雅に手ぇ出したりしないだろ?だから…。」

おじさんは視線を彷徨わせながら、一旦深呼吸して、意を決したように言った。

「ちゃんと避妊しろよ?
ぜったいに責任取れないようなことすんなよ。
雅のこと大事にしろよ?わかったか?」

おじさん…半泣きじゃねえか?んな、泣かなくったっていいじゃねえかよ。

俺は袋の中の未使用の避妊具を見つめて複雑な気持ちになった。


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