続・雪うさぎ~その後の二人のラブラブなお話…のハズ?~
Hayyp Birthday
コン…コンコン★
勇気だ。ノックの音ですぐにわかる。
彼は必ず一回目のノックの後少し間をおいて、その後2回ノックする。
まるで、『俺、開けて』って言っているみたいだと、いつも思う。
「開いてるわよ。どうぞ。」
あたしが言うとお風呂から上がったばかりの洗いざらしの髪を拭きながらパジャマ代わりのトレーナーを来た勇気が入ってきた。
「着替え、あったの?」
「あ? ああ、おばさんが買っておいてくれたみたいだ。
下着も一式全部用意してあったぜ。すげえ準備良いよな、おまえんちの両親って。」
「そう?ママは勇気が帰ってきてからずっと、一緒に住めば良いのにって言ってる位だから…。
息子みたいに思っているのよ。きっと。」