続・雪うさぎ~その後の二人のラブラブなお話…のハズ?~
雅がケーキを切り分ける姿を八つ当たり気味に見つめると、視線を感じたのか、慌てて俺から視線を逸らす。
何で抵抗のひとつもせずにすんなりとキスなんかするんだよ。
お前は俺の味方じゃないのかよ?
あ~もう。むかつく。
この苛立ちを治めるお詫びのキスは、さっきぐらいの濃度じゃ済まないからな。
ブツブツと心で毒づきながら、納得のいかない顔で、たっぷりの生クリームに真っ赤な苺が鮮やかなバースディケーキの乗った皿を受け取る。
はぁ…最後の難関だ。これのどこが『生クリーム少なめ』だっつーんだ?おばさんっ!
【Happy Birthday Yuuki】とチョコレートのプレートまでつけられた、大っ嫌いな白い物体と対峙する俺は、もはや、かなりハイになっている。
「勇気クンがケーキをちゃんと食べてくれるのを見届けるからね♪」
と、ニコニコと嬉しそうに見つめるおばさんの前に成す術もなく、俺は、半ばやけくそに、皿ごと食いかねない勢いで、ケーキを口へと運ぶと、雅が濃い目に入れてくれたコーヒーで一気に流し込みながら心でぼやいた。
何で抵抗のひとつもせずにすんなりとキスなんかするんだよ。
お前は俺の味方じゃないのかよ?
あ~もう。むかつく。
この苛立ちを治めるお詫びのキスは、さっきぐらいの濃度じゃ済まないからな。
ブツブツと心で毒づきながら、納得のいかない顔で、たっぷりの生クリームに真っ赤な苺が鮮やかなバースディケーキの乗った皿を受け取る。
はぁ…最後の難関だ。これのどこが『生クリーム少なめ』だっつーんだ?おばさんっ!
【Happy Birthday Yuuki】とチョコレートのプレートまでつけられた、大っ嫌いな白い物体と対峙する俺は、もはや、かなりハイになっている。
「勇気クンがケーキをちゃんと食べてくれるのを見届けるからね♪」
と、ニコニコと嬉しそうに見つめるおばさんの前に成す術もなく、俺は、半ばやけくそに、皿ごと食いかねない勢いで、ケーキを口へと運ぶと、雅が濃い目に入れてくれたコーヒーで一気に流し込みながら心でぼやいた。