続・雪うさぎ~その後の二人のラブラブなお話…のハズ?~
雅…お前に罪は無いのは分かっているさ。

だが、親の責任は子供にとってもらうって事で…おばさんの代わりに絶対に償ってもらうからな。

今夜は、このダークな気分を吹き飛ばすほどの、最高の夜にさせてもらうぞ?

雅の白い喉元を見つめながら、今夜咲き乱れる花々の数を想像して、フッと笑みがこぼれる。

その頬に薄っすらと赤みが差したのは、たぶん俺の視線で言いたいことを感じたからだろう。

この様子なら、ある程度の覚悟はできているんだろうな。

気を良くした俺は、この後の甘い夜に想いを馳せる事で、胸焼けしそうなケーキも、なんとか我慢できそうな気がした。

まずは、このどんよりとダークになった心を癒して、満足させてもらう所から始めようか?

誕生日のプレゼントはそれからゆっくり堪能させてもらおう。

今夜は長い夜になりそうだから、覚悟しておけよ?



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