Realtime:kiss

「ふんっ!何偽善者振ってんのよ、人の不幸がそんなに面白いの?
もうほっといてよ!
奈津紀も陽子も大っ嫌い!
そもそもこんな事になったのは奈津紀?
あんたのせいだからね?
蒼佑なんかをあたしに会わせたりしたから……だからあたしは……クッ…」



私は首を左右にブンブン振り、感情に任せて、二人に言ってはいけない事を言ってしまった。




パァン!!!


「ちょっ…陽子!
叩く事、ないじゃん…奈緒は今…」


「だから何?
あんたこんな事言われて腹立たないの?
ネットにこんなあられもない姿晒されたの、奈津紀のせいにされてるんだよ?
何が人の不幸よっ。
いい加減にしな!?」



私は陽子に叩かれた左の頬を押さえながら、ただひたすら下を向き、顔をあげる事が出来ないでいた。







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