Realtime:kiss
ホントに女って怖い…
あれから10日が過ぎた。


相変わらず自宅待機のままの私……


携帯はあの後すぐ、陽子に言われ、指定着信にした。


毎日ではないけれど、奈津紀と陽子が連絡を入れてくれていた。


社内で例の社内メールの事が、直後は尾ひれ羽ひれが付いて、凄い事になっていたそうだが、今は殆ど話題に出ることも少なくなっているそうだ。


そんな中、珍しく里中君から連絡があった。


「奈緒ちゃん、蒼佑先輩とちゃんと会ってる?
まさか、ダメになっちゃった?」


なんて言う。


ダメになったって…


元々私達は……


「里中君?私達、里中君が思ってるような仲じゃ無いよ?」


私は惚れちゃったけどね。


「えっ?そんなはず、ないでしょ?
だって先輩……」


っ!!!!!!

私は信じられなかった。


「先輩、秘書課の女子に奈緒ちゃんとの関係、聞かれてて、そしたら“彼女だ”って……
“でももう終わったけど”って言ったみたいだよ?……」




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