Realtime:kiss
「奈緒?話、最後まで聞け。
俺はお前を裏切ってない。だから、泣くな」
一旦離れた私の体を蒼佑はまた優しく抱き寄せる。
「もともと、抱く気なんてサラサラねぇ、俺はあの女の胸元にある黒子を確認したかっただけだ!」
信じる、信じよう、私は包み隠さず話してくれている、こんな私の為に、私の潔白を晴らすために動いてくれた蒼佑を信じよう…
蒼佑の背中に両手を回し、しがみついた。
「ふっ…
とにかく奴の服をどうにかして胸元を確認しなきゃなんねぇから、言いたくもない、まだ奈緒にも言ったことも無いような事、言いかけた時、奈緒から着信があった。
げっ、内心焦ったぜ?
何でこのタイミングなんだってさ?
何かすんげぇ悪い事、してるみてぇで心が痛んだ。
ホントに悪かった、あの時、あぁでも言わなきゃ、乗り切れないと思ったんだ。
けど、そのお陰で俺の計画は大成功…」
蒼佑は少し私と体を離し、背広の内ポケットからスマホを取り出し、何やら操作をし、画面を私に見せた。
クッ……見たくない、偽りだと分かっていても、自分の好きな人が他の女性とはだけたYシャツ姿で抱き合うような、そんな写真なんて…
俺はお前を裏切ってない。だから、泣くな」
一旦離れた私の体を蒼佑はまた優しく抱き寄せる。
「もともと、抱く気なんてサラサラねぇ、俺はあの女の胸元にある黒子を確認したかっただけだ!」
信じる、信じよう、私は包み隠さず話してくれている、こんな私の為に、私の潔白を晴らすために動いてくれた蒼佑を信じよう…
蒼佑の背中に両手を回し、しがみついた。
「ふっ…
とにかく奴の服をどうにかして胸元を確認しなきゃなんねぇから、言いたくもない、まだ奈緒にも言ったことも無いような事、言いかけた時、奈緒から着信があった。
げっ、内心焦ったぜ?
何でこのタイミングなんだってさ?
何かすんげぇ悪い事、してるみてぇで心が痛んだ。
ホントに悪かった、あの時、あぁでも言わなきゃ、乗り切れないと思ったんだ。
けど、そのお陰で俺の計画は大成功…」
蒼佑は少し私と体を離し、背広の内ポケットからスマホを取り出し、何やら操作をし、画面を私に見せた。
クッ……見たくない、偽りだと分かっていても、自分の好きな人が他の女性とはだけたYシャツ姿で抱き合うような、そんな写真なんて…