Realtime:kiss
「奈緒、見るんだ、俺はお前を裏切ってない!
ほら、ここ、分かるか?
ここにあるだろ?黒子が…
俺はこれを専務に見せ、お前の潔白を晴らそうと思う」
真っ直ぐ私を見るその瞳の奥にある、真の強さを感じた。
私を守ろうとしてくれる男性が目の前にいる。
愛されていると勘違いしてしまいそう…
単純に嬉しい。
後の事は任せろと、優しい口付けを残し、蒼佑は部屋を後にした。
気が付けば、太陽は傾き、オレンジの光を放っていた。
鞄に入れっぱなしになっていた携帯を取り出すと、着信が三件入っていた。
サイレントにしていて気が付かなかった。
着信は陽子と奈津紀、そして蒼佑からだった。
「奈緒?今、大丈夫?」
陽子に電話したら、何やら神妙な声だった。
「碕岡さん、ヤッタんだね、親から聞いた」
陽子によると、専務はちょっとした支社のトラブルで出勤しようとした所に蒼佑から連絡があったらしい。
電話に出たのが陽子だったからかなり驚いてたらしい。
で、14時頃帰宅した専務に詰め寄って、事の成り行きを吐かせたらしい。
ほら、ここ、分かるか?
ここにあるだろ?黒子が…
俺はこれを専務に見せ、お前の潔白を晴らそうと思う」
真っ直ぐ私を見るその瞳の奥にある、真の強さを感じた。
私を守ろうとしてくれる男性が目の前にいる。
愛されていると勘違いしてしまいそう…
単純に嬉しい。
後の事は任せろと、優しい口付けを残し、蒼佑は部屋を後にした。
気が付けば、太陽は傾き、オレンジの光を放っていた。
鞄に入れっぱなしになっていた携帯を取り出すと、着信が三件入っていた。
サイレントにしていて気が付かなかった。
着信は陽子と奈津紀、そして蒼佑からだった。
「奈緒?今、大丈夫?」
陽子に電話したら、何やら神妙な声だった。
「碕岡さん、ヤッタんだね、親から聞いた」
陽子によると、専務はちょっとした支社のトラブルで出勤しようとした所に蒼佑から連絡があったらしい。
電話に出たのが陽子だったからかなり驚いてたらしい。
で、14時頃帰宅した専務に詰め寄って、事の成り行きを吐かせたらしい。