Realtime:kiss

翌日、いつもより早く目が覚めた。



何週間振りの出勤に緊張しているのであろう、少しドキドキ感が、私を支配していた。


いつもより一本早い電車に乗り込み、出勤した。


守衛さんに挨拶し、事務所に行く。


事務所に向かう途中、社食の前の掲示板の前に、人だかりが出来ていた。


あまり気にも留めずその場を通り過ぎた。



「先輩、先輩!」

事務所に入るなり、まりちゃんが、血相を変えて駆け寄ってきた。


「まりちゃん、おはよ。ごめんねぇ、長い事…
「そんな挨拶は後でいいです!それより、大事件ですって!掲示板見ました?」




< 190 / 266 >

この作品をシェア

pagetop