Realtime:kiss
「男の体は正直なんだよなぁ……そんなカッコですりすりすっから……
こんなになってんだから………奈緒、責任とれよ」


きゃあぁああぁぁあ


わざわざ布団の中に私の手を入れさせ、握らせたモノ………


初めて触ったソレは、私の想像を遥かに超えていた…


蒼佑に手首を持たれていてソレを離す事すら出来なくて、ただじっと脈打つソレに手を添えているだけだった。


あの日から、肌を重ねたあの日から、蒼佑は私に色んな事を要求してきていた。


でも、恥ずかしさが勝り、その半分もこなせてはいなかった。


「…ほら……じっとしてないで…手、動かして……」


私の胸を弄りながら、甘い声で囁く。


「うっ…動かすって……どう…やって……」


快感に耐えながら答えると、蒼佑は、掴んでいた私の左手を手の甲にゆっくりと移動させた。


私の左手を包み込むように……

「…こうやって…扱くんだ……そう……そうだ…上手いじゃん……」


導かれるように蒼佑の動きに合わせ、私は手を上下に動かした。




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