Realtime:kiss
「みっ、見んじゃねぇよ!」

あっ、照れてるんだ…

何か可愛いかも…

私は、耳を真っ赤にしてそっぽを向く蒼佑の頬に、思いっきり首を伸ばしてキスをした。


無理な体制でしたせいか、なんと、体を覆うタオルが……


慌ててずり落ちたタオルを引き上げようとしたけど、そうはさせじと蒼佑が邪魔をした。


「ちょっ、蒼佑?」


「ここは風呂。こんなのは邪魔」

そう言うと、バスタオルをひっつかみ、強引にひっぺがした。


「きゃっ…」


両手で胸元を隠そうとしたけど、蒼佑はそれを許さない。



胸を揉み上げられ、深いキスをされた。



「…昨日、言った事、覚えてるよな……」


私の体を撫で回しながら言う…


「何…だっけ…」


息があがりながらも必死に冷静を装い答えた。


「…覚えとけっつったろ…?
今夜、寝かせねぇから…覚悟しとけよ?…」


耳を甘咬みされたり、舌で舐められたり…


理性が残っている内に、早く蒼佑と、距離をとろう……


適当な返事をして、私は先に蒼佑をお風呂から追い出した。




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