Realtime:kiss
自己防衛
正月気分も抜けやらぬ、1月の第二週の週末、ちょっとした事件が起きたんだ。
蒼佑とは、あの初詣以来会っていない、会っていないけど、毎日携帯に何らかの形でコンタクトはある。
だからか、あまり寂しいとは思わなかった。
そんな中、ちょうど昼休みを取ろうと、例の三人組でいつものように会社を出た所だった。
奈津紀の携帯が振るえた。
あの日、私と陽子がお節介をやいた日、奈津紀と山中さんは仲直りをし、自分の素直な気持ちを言う事が出来たらしい。
「あっ、圭吾?何?夜まで待てないのぉ?
えっ?……うん、一緒だけど……
うん、ちょっと待って……」
奈津紀は、私に自分の携帯を差し出した。
私が不思議そうな顔をしていると、「奈緒の携帯にかけたけど、繋がんないからって、圭吾から、…なんか急用っぽいけど…」
私はポケットから自分の携帯を取り出し、確認しながら奈津紀からも携帯を受け取った。
「奈緒です、すいません、電源おとした……
えっ?……」
私は無言で奈津紀に携帯を返すと、その場にしゃがみ込んでしまった…
蒼佑とは、あの初詣以来会っていない、会っていないけど、毎日携帯に何らかの形でコンタクトはある。
だからか、あまり寂しいとは思わなかった。
そんな中、ちょうど昼休みを取ろうと、例の三人組でいつものように会社を出た所だった。
奈津紀の携帯が振るえた。
あの日、私と陽子がお節介をやいた日、奈津紀と山中さんは仲直りをし、自分の素直な気持ちを言う事が出来たらしい。
「あっ、圭吾?何?夜まで待てないのぉ?
えっ?……うん、一緒だけど……
うん、ちょっと待って……」
奈津紀は、私に自分の携帯を差し出した。
私が不思議そうな顔をしていると、「奈緒の携帯にかけたけど、繋がんないからって、圭吾から、…なんか急用っぽいけど…」
私はポケットから自分の携帯を取り出し、確認しながら奈津紀からも携帯を受け取った。
「奈緒です、すいません、電源おとした……
えっ?……」
私は無言で奈津紀に携帯を返すと、その場にしゃがみ込んでしまった…