Realtime:kiss
「ふぅ~ん、昨日そんな事があったんだ…
ってか、その爺さん、超ムカつくんだけど!」
奈津紀は、食後に出されたカフェオレの入ったカップをスプーンでクルクルかき混ぜながら片肘ついて不機嫌そうに言った。
「なぁつきぃ、何で婚約者のいる碕岡さんなんかを紹介したのよ!
信じらんないよ!」
陽子は怒りの矛先を奈津紀に向けた。
「ちょっ、あたしが悪い訳?
それを言うなら、圭吾にでしょ?
こっちこそ、信じらんないよ!」
「もぉ、二人共、違うから、誰がどうとか、そんなんじゃないから。
それに、山中さんも、きっと知らないと思うよ?蒼佑君が婚約している事……」
スプーンを回す手を止め、私を見る奈津紀。
「……マジ?」
コクンと頷いて私はコーヒーを一口、口にした。
「あのね、……」
私はあの日、土岐乃で見た事を二人に話した。
さすがに異母兄弟の事は言えないけど。
ってか、その爺さん、超ムカつくんだけど!」
奈津紀は、食後に出されたカフェオレの入ったカップをスプーンでクルクルかき混ぜながら片肘ついて不機嫌そうに言った。
「なぁつきぃ、何で婚約者のいる碕岡さんなんかを紹介したのよ!
信じらんないよ!」
陽子は怒りの矛先を奈津紀に向けた。
「ちょっ、あたしが悪い訳?
それを言うなら、圭吾にでしょ?
こっちこそ、信じらんないよ!」
「もぉ、二人共、違うから、誰がどうとか、そんなんじゃないから。
それに、山中さんも、きっと知らないと思うよ?蒼佑君が婚約している事……」
スプーンを回す手を止め、私を見る奈津紀。
「……マジ?」
コクンと頷いて私はコーヒーを一口、口にした。
「あのね、……」
私はあの日、土岐乃で見た事を二人に話した。
さすがに異母兄弟の事は言えないけど。