君を見つける方法
「今日新しくマネージャーになる子がいるの。」

「「えっ!?」」

「まぁ、本当になるかはわからないけど……」

「いや…俺が言う限り絶対マネージャーにさせてやる。」


絶対っ!?



「てか、キャプテンビックリしねぇの?」


どうやら、キャプテンは
ビックリしてないらしい。


「ん?キャプテン?」


キャプテンから返事が

来ない。

-ドンッ-



「きゃっ!」「痛っ!!」


いきなり誰かが、

ぶつかってきた。

「「えーーーーっ!?」」


みなさんが私を見て

ビックリしてる。

そっか、まだ誰か

言ってないのか。



「あーくそっ!俺のドジっ!!だから俺はダメなんだ!ゴメン!ケガない?」


といわれて顔を見合う。


「「あっ!!」」


そしたら佳奈が、



「ちょっとみんな声そろえすぎ。」


いやいや、だって……

しょうがないでしょ?

今あった人、

誰か知ってる?

今日あったあの先輩だよ?


「な、なぜユリちゃんがここにっ!?」

「先輩、バスケ部だったんですかっ!?今日からお邪魔させてもらいますっ!よろしくお願いします!!あー!先輩面白いから今日から楽しみですっ!」


笑って言ったら、



「俺の質問、聞いてた?
まぁいいやっ!!すげー嬉しいこと言ってくれんじゃん!!後輩ちゃん。こんど、ディナーでもどうかい?」


ふざけて言ってくる。

やっぱり楽しーな!

この先輩っ!!



「是非!本気で行きたいです。」

「「うわー!斗真(とうま)ウザっ。」」


この先輩、斗真君って

言うんだ!!

でも先輩だから斗真君。

なんて呼べないなー!

タメが使えないから

距離が遠く感じる。



「ちょっと、自己紹介始めるよ。」


佳奈が斗真先輩の頭を

叩いた。



「いたっ!!」

「てか、誰っスか?」


レ、レンくん!?

バスケ部でしょ?



「あーそっか!!じゃー自己紹介は俺からー!」

元気良く手を挙げる。



「ねぇねぇ!!ユリちゃん!!斗真とどんな関係?」

いきなりの質問にビックリだった。



「どんなって…今日逢ったばっかりですよっ!」


あとはメル友くらいですかね?と付けると。



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