抱きしめたい
「分かります?」


「あぁ、はい。
俺ら帰るんで良かったら一緒に。」


「輝、家の近くなの?」


「おぉ。」


「良かったぁ。助かります。」




スーツを着こなす大人の男。

コイツが差し出した携帯の画面には、凛の住んでるハイツの名前があった。



でもまさかコイツが凛の男だったとは思いもしなかった。


このハイツには結構若い女の人が住んでるから…



< 27 / 58 >

この作品をシェア

pagetop