抱きしめたい

視線

―凛―


「真吾、今日泊まっていけるの?」


「あぁ、泊まれるよ。
久しぶりだな。こんな長い時間一緒に居れるの。
凛、淋しい思いさせてごめんな。」


そう言って真吾はわたしを抱きしめてくれた。


背中にあった真吾の右手がわたしの頬に…


「凛…愛してるよ。」


真吾はわたしにキスをした。



それはさっきの様な荒々しさを感じさせない、優しいキスだった。




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