初恋
小学校は俊太は近くにある小中一貫校へ。
私と修吾は幼稚園の隣の小学校へ。

毎日修吾が家まで迎えにきてくれた。
そしていつも一緒だった。

手をつなぎながら歩いた道。
今じゃすっかり変わってしまっている。
道路の幅は、広くなり、信号機が備えられている。

低学年のころの日直のスピーチの
好きな○○
では、
私の好きなヒトは、ほんごうくんです!
なんて言って、
修吾は、
ぼくの好きなヒトは、にしのちこちゃんです。
って言ってくれた。
だから…幼かった私は、修吾の中のハジメテの恋人が私じゃないなんて思いもしなかった。
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