涙恋~片思い恋愛〜
「姫歌ちゃん。あたしのことも話していい?」


自分の思いを誰かに話してみたかった。

聞いてほしかった。


姫歌ちゃんなら、きっとこの思いを理解してくれるよねーーー...


「はい。」


姫歌ちゃんは、そう笑顔で言ってくれた。


ふぅ。

深呼吸をして、呼吸を整える。



「あたしもね、ずっとずっとーーー...

幼なじみの拓真のことが好きだったの。」


そう言い始めると、思った以上にスラスラ話せた。




ーーー.....

「じゃあ、またね、姫歌ちゃん。」



カフェで話しこんだ後、あたしたちはショッピングモールを回って、買い物を楽しんだ。


自分の思いを言うと、なんだか心が軽くなったような気がした。

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