涙恋~片思い恋愛〜
「そんな感じで、俺と村上は別れたわけ。」


涼太は、また真面目に聞いてる。

もう少しで、大飢饉とか起こるとかじゃねぇよなーー...


「ふーん。モテモテな拓真くん、また呼び出しですよ~。」


真面目に聞いてると思った俺が馬鹿だった。


ふぅ、また女かよー...

今日1日で、それも学校に来て1時間と経ってないのに、俺どんだけ告られればいいんだよ。



そう思いながら立ちあがり、廊下に出た。


するとーー...



「あのっ、黒木くん。

すこしだけ、時間ありますか?」


清楚系の、今まで告白されたことがないようなタイプの女子に話しかけられた。

いつも、ハデハデメイクのギャルばっかだったからなー...


その女に連れられて、俺は屋上へ行った。
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