涙恋~片思い恋愛〜
涼太を見上げると、自分の顔に、パンチを食らわせていた。
「ちょっ!?何してるのよ?」
「俺、このままで姫歌に近づいていいはずがねぇ。
こんな、まだ美奈のことを思っているままーー...
姫歌をけがしていいはずがねぇんだよっ!!」
そう言った涼太は、カッコよかった。
普段より、ひとまわりも、ふたまわりも、大きく見えた。
勇ましいかった。
叶わぬ恋だった。
実らぬ想いだった。
だけど、こんなにも素敵な恋の終わり方はない。
私の思いが、彼を強くする。
それなら、別に叶わぬ思いだっていい。
だってーー...
私の思いは、ずっと涼太の中で生き続けるのだから。
「ちょっ!?何してるのよ?」
「俺、このままで姫歌に近づいていいはずがねぇ。
こんな、まだ美奈のことを思っているままーー...
姫歌をけがしていいはずがねぇんだよっ!!」
そう言った涼太は、カッコよかった。
普段より、ひとまわりも、ふたまわりも、大きく見えた。
勇ましいかった。
叶わぬ恋だった。
実らぬ想いだった。
だけど、こんなにも素敵な恋の終わり方はない。
私の思いが、彼を強くする。
それなら、別に叶わぬ思いだっていい。
だってーー...
私の思いは、ずっと涼太の中で生き続けるのだから。