涙恋~片思い恋愛〜
「お前、マジふざけんなよっ!!」

俺は、そう言ってもう一度白鳥の顔面を殴り倒してやった。


これ以上やったら、面倒くさいことになりそうだ。

だから、ここで止めてやろう。


「美奈のこと、俺はマジで好きだったんだよーー...

 だけど、愛し方がわからない。
 お前から奪える気がしなかった。」


「指一本でも、美奈に触れたらただじゃおかねぇ。」



俺は、そう白鳥に言うと学校を後にした。


美奈、お前が泣く理由はもうねぇよな。

だから、俺はお前に告白する。



家に帰ろうとするけど、ちょっとだけ歩いて美奈の家の前にきた。


インターホンを押そうと思ったら、玄関が開いて、美奈が出てきた。
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