涙恋~片思い恋愛〜
好きな人に面と向かって、『嫌い』なんてーー...
あたしには、言えるのかな。


きっと言えないと思う。


だって、今でも胸が張り裂けそうなほどーー...
拓真が好きで、愛してしまっているんだから。



そんな人に、傷つけるようなセリフ、言いたくない。


だけど、あたしが拓真を振らないとーー...
最終的に、拓真を苦しめることになる。


だから、あたしはーー...
この思いを、断ち切らなくちゃいけないんだ。



涙ながらに決心して、眠りに入った。


こんなにつらいんだから、眠れるはずがない。


そう思っていたけど、
ベットに入ったら、自然と眠れてしまった。



ーーー...ジリジリ...

朝、太陽の光が、
窓の外から、差し込んでくる。

いい加減、起きないとだよね。
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