涙恋~片思い恋愛〜
この想いは、もう取り返しがつかなくなっている。

元の、幼なじみと言う関係に、
戻れるわけがない。

だから、もういいんだ。



そして、月日は流れて、
とうとう、バレンタイン前日になった。

俺のことを、美奈はずっと避け続けている。


もう、美奈はーー...
俺のことを、嫌いになったのかも。


学校から帰って、自分の部屋に着くとーー...
ケータイの着メロが鳴った。

音が短いから、きっとメールだろう。

そう思いながら、ケータイを開けるとーー...
相手は、白鳥だった。


俺、白鳥にメアドを教えた覚え、ないんだけどーー...


そう思いながら、ケータイを開けるとーー...

明日の、集合場所が、書いてあった。

集合と言っても、明日、
美奈の答えを聞くための話なんだけどーー...
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