涙恋~片思い恋愛〜
「おい、美奈。
なんか食べてぇモノ、あるか?」


「タピオカっ!!
タピオカ飲む~~~」



そう言って、拓真の手を引っ張りながら、
タピオカを売ってる屋台の前に並んだ。


拓真が手を繋いでくれないから、
勝手に握っちゃった。

今更だけど、ヤバい。
心臓がバクバク言ってるよ...



「み、美奈。
あっちで待ってろよ、俺が並んでおくからさ。」



そう言って、拓真は前に進んでしまう。

そして、後ろに並んでいた人が、
どんどんあたしのことを抜かして行った。



屋台が途切れているところに、腰をかけてると、
知らない男の人たちが話しかけてきた。


耳にピアスの穴をあけて、髪を金髪に染め、
腰でズボンをはいてる。

腰パンっていうんだっけ?
あーゆーの。
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