涙恋～片思い恋愛〜

村上を傷つけるようなことをしたのは紛れもなく俺だー...

たとえ、悪気がなかったとしても。


「前にも言ったよね。

私は絶対、拓真くんとは別れないからー...」


村上は涙を流していた。


何を言って行っていいのか分からず、俺は黙ってしまった。

その間にも、村上泣き声がやむことはなかったー...


そんな時だった。

俺には、この人が神様のように思えた。


「村上さん。診察ですよ？」


神様とは看護婦さんのことだ。

そのまま、村上は看護婦さんといっしょに診察へ行った。


一人になった時間、俺は頭で考えることなく体が動いていた。

俺は全速力で向かったー…

美奈がいる公園へと。