涙恋~片思い恋愛〜
昔から、そんなこと、気が付いていたじゃない。

なのに、どうして今更現実のように感じるの?


「うん、そうだねー...

じゃあ、あたしの思いをー...

拓真への思いを消し去ってよ!!」


そういうと、涼太くんはもっとあたしを力強く抱きしめた。

少し苦しいぐらいだった。


「あぁ、俺に惚れさしてやるよー...」


ちょっとカッコつけたぐらいくもった声がカッコよかった。

そういうと、涼太くんはあたしにキスをしたー...


「....んっ....」


口から甘い声が漏れてしまったー...

多分、顔が真っ赤になってしまっているだろう。


「ふっ。可愛い。」


涼太くんはあたしの唇から自分の唇を話すと、そう耳元でささやいた。


お世辞なんか言わなくてもいいのにー...

普段だったら、そう思うけど、なぜか今日は心が温まる気がした。








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