【完】あたしのとなりの不良くん
ふと空を見上げた。
オレンジ色の空。
もう沈みかけてる真っ赤な夕日。
周りを見渡すと、20人以上練習してたのが、もう数えられるくらいの人数になっていた。
校庭の時計をみると、もう6時すぎ。
2、3時間あたしたち頑張ってたわけか。
もう体はヘトヘト。
「海里。帰ろうか」
「おう!」
結んでいた紐をとる海里。
ふと見えた首元には汗の雫がついてる。
髪の毛にもついていて、夕日に反射をしている。