【完】あたしのとなりの不良くん
お泊まり?
ジャーと水の音が、あたしの鼓膜を刺激する。
ゴシゴシと食器を洗うあたし。
前方では、海里と仲良く喋っている、親たち。
海里のことを気に入ったようだ。
何を話しているのか分からないが、海里の楽しそうな声が聞こえる。
「ふぅ…」
やっと洗い終わった。
水で濡れた手を、パッパとやって、タオルで拭く。
リビングに行くと、早々に海里に声をかけられ。
…しかも、とんでもない爆弾発言をされた。