【完】あたしのとなりの不良くん


「……」


わしゃわしゃとふわふわのバスタオルで、髪の毛の水分を吸収する。

オレンジと白のボーダーラインのパジャマを着る。

そして、首にはバスタオルをかけ、リビングに向かう。

リビングに近付くにつれ、喋り声が大きくなる。


なにかみんなで喋ってるようだ。



「海里、入っていいよ」



と、声をかけるとみんなが一斉に、あたしの方を向いた。


うわ、タイミングバッチリだし…。


若干その光景に顔をしかめた。


< 263 / 376 >

この作品をシェア

pagetop