【完】あたしのとなりの不良くん
「……」
わしゃわしゃとふわふわのバスタオルで、髪の毛の水分を吸収する。
オレンジと白のボーダーラインのパジャマを着る。
そして、首にはバスタオルをかけ、リビングに向かう。
リビングに近付くにつれ、喋り声が大きくなる。
なにかみんなで喋ってるようだ。
「海里、入っていいよ」
と、声をかけるとみんなが一斉に、あたしの方を向いた。
うわ、タイミングバッチリだし…。
若干その光景に顔をしかめた。