【完】あたしのとなりの不良くん
え、海里に頼んじゃっていいの?!
大丈夫なの?!
あたしがオロオロしている間に、海里は後ろに回り込んでいて。
スイッチを入れていた…。
ブオー、と風が吹く。
「任せろっ」
「え、ちょっ」
でも、あたしが焦る必要はなかったみたいだ。
「海里、うまいね」
「まあな!みわとゆうの髪の毛、毎日乾かしてるから!」
わしゃわしゃ、と優しい指使いからは、優しいお兄ちゃんなんだな、と感じる。