【完】あたしのとなりの不良くん



もう一口食べた。


そして隣に視線を向けると、なんだか海里はシュンとしていた。

まるで捨てられた子犬だ。


なにこれおもしろ。


あたしの意地悪心が働いたのかも知れない。

海里の反応が気になった。



「海里のも美味しい?」


「…おう」



あ…。

凄いへこんでる。



< 356 / 376 >

この作品をシェア

pagetop