【完】あたしのとなりの不良くん


あたしは海里の机のボタンを自分のポケットに入れ、海里が拝んでる間に財布から百円玉を出してそこに置いた。



この光景をずっと見てるのは、辛すぎる…。

…かなり可哀想な子、だ。



あたしはシャーペンを持ち直して、また手を進める。



――カリカリカリ



ノートに字を書いてく。


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