【完】あたしのとなりの不良くん


「あ?ああ!任せろ!」


バタバタとあたしに向けて団扇を動かす。

そのせいで強風があたしを襲う。

あたしのショートカットの髪の毛は、ボサボサ。


強風過ぎて、何だか寒くなってきた…。


目の前の海里は一生懸命仰いでた。


「海里ありがと」


もう仰がなくていいよ、という意味でいったのに…。


「おう!」


そう言って、もっと激しく仰ぎだした。


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