先輩と恋する私




陸斗は相馬先輩よりチャラい感じ。

黒髪なんだけどロン毛でワックスで決めてる。

ピアスとかアクセとかもジャラジャラで、いかにもチャラ男って感じ。





入学式が終わって、みんな下校する頃。

私も香菜ちゃんとチャリおきまで向かう。





「桃花ちゃんもチャリ通なんだねー。」


香菜ちゃんと私はチャリ通で方向も途中まで一緒だった。







「そいや桃花ちゃん、相馬先輩に手紙貰ったとか言ってたけど...あれメアドだよねぇ?」



「バレた...?」




「バレたってか、もーバレバレだよ!」




「あはは。」




「いいなぁ桃花ちゃん。ね!相馬先輩にメールしなよ今!」




「今!?」



「うんうん!」



「えー...」



――――――――――

木下桃花です。

あの朝こけた...。


よろしくです。


――――――――――




「これで良いかな?」


「は!?めちゃ地味。まぢない。かしてー!」


香菜ちゃんがなれた手付きでスマホをいじる。





「はい!」



―――――――――



木下桃花でーす(d´∀`b)

相馬先輩ーっ
仲良くしてくださいね?



―――――――――




「きもいって...。」


「ん!?きもい!?送っちゃうよーだ!はーい。」



と言って香菜ちゃんは送信ボタンを派手な爪でおしやがった。








「香ぁ菜ぁちやぁん!!!」



もぉ最悪ぅ!!



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