先輩と恋する私




「私は木下桃花。えっと...」



「相馬先輩とはなしてたこ...だよな?」


陸斗の友達の一人が言い出した。


「...うん。」

「なかいーの?」


「え、全然そんなんぢゃ...」



「桃花は俺となかいーの。」



そうゆって
陸斗が私に腕をまわす。



「ちょ、ちょっと。」


私は振り払うように
陸斗をさけた。



「ひでー。」


そうゆってるわりに
平然とした陸斗の顔立ちをしばしば見つめる私。






かっこいんだな...
本当に。



本当に整った顔立ち。





イケメン。







つい見とれてしまった。







「見とれてる木下は置いといて、俺は小林碧(コバヤシアオイ)。俺も陸斗と同じくサッカー部はいる予定ー。よろしく。」


爽やかな感じな小林くん。




「俺は杉山大地(スギヤマダイチ)。中学では陸上やってた。よろしく。」



ワイルド系の杉山くん。






「みんなイケメーン。私は工藤香菜!香菜ってよんでぇ♪」


外見からみれば一目瞭然。
きっとチャラいんだろうなってみんなに思われたであろう香菜ちゃんは
髪をいじりながらだるそうにいった。







「なんかたのしそーだな♪」

「うん!たのしみー。」




そう言って
さっそくHR合宿についての話し合いが始まった。
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