僕らは妖怪 ~妖怪編~
「………っつ!!」
ただ光が進真を包んだだけなのに…
進真は傷だらけで地面に倒れていた。
「いやあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ごめん、潤。恩知らずで。
一気に周りの妖気があたしを包んだ。
「我がつかう風たちよ!!我に力を与えよ!!竜巻!!!!」
ビュウウゥゥゥゥウウウ!!!!
一気に竜巻が潤を包んだ。
あたしの竜巻はただ強い風なんかじゃない。あたしが放つ竜巻には周りは針のように痛くなっていて、あたしが止めるまでいっしょうでられることがないのだから。
その間に進真のもとによって回復の術をやる。
潤相手だから、そう長くはもたいない。せめて応急処置だけでも…!
しかし、数分もたたないうちに竜巻は呆気なくやみ、少し傷がついていた潤がいた。
腕は竜巻の中でなおしたらしきく、ちゃんとした腕になっていた。
どうしよう……!
「真希……」
怖くて反応ができない。
「この恩知らずのドブ狐が…っ!!」
その瞬間、潤の周りにするどいツララができ、一気にあたしのもとへ放った。