僕らは妖怪 ~妖怪編~
◇潤Side◇
クソ…!!でっかい鎌をもった男にたおされるわ、神社はボロボロになるわと散々なことされたのに、黙って帰すか…!!
「なぁにぃ~?もうボロボロなんだから立たないほうがいいんじゃない?」
うっせぇ!!だいたい、陰陽師が妖怪に倒されたんじゃ、陰陽師失格だろ!!
グッと顔をあげると、
「……っな!!」
かーなりの美女がいた。 はっ…えっ…ちょっ…まっ……!!
「何こいつ…顔赤いんですけど」
綺麗な顔立ちに、月の光にあたりキラキラと光る金髪、大きな目、そして豊かな谷間…Fとみた!
じゃない!!!
「あ…あ、赤くない!!てか、や、やっぱ今の取り消し!!」
「「「はぁ?」」」
今は、その美女と戦いたくないし、今後の接し方とか学びたいし…あぁ!!もぅ!!
「おい、真希っっ!!!」
「は、はひ!!」
「いいか、今回は俺も悪かったから今回のこよはなかったことにする!!だから、明日から絶対寄れよ!!いいな!」
とりあえず、明日は真希にあの美女のメアドと名前とバストと…いかんいかん、バストのこと言ったら怪しまれるよな…
とりあえず、絶対にあの美女と付き合う!!
いや、結婚!!
「んじゃあ」
「は…はぁ…?」
よし、んじゃあ明日にそなえて神社を掃除すっかな?そこらへんの奴らに頼んで明日にはピッカピカの神社にしてやらぁ!!
思わず笑みがこぼれた。