僕らは妖怪 ~妖怪編~


「真希ちゃん?もっと遊んでよ?ほら?」


なんとかよけたり顔を下にやって相手をみないようにしたけど、もう力が入らない。

顎をクイッとあげられて顔との距離10cmほど。

さっきまでは、頭をゴツンっとやったりかみついたりしてたけど、

そのあと、かなりの暴力をうけた。正直すごく痛かった。泣きたかった。

でもこんなやつの前で泣くのは嫌だったからずっと唇を噛んで涙をこらえていた。


「そろそろ限界…だな?」


「…………」


あたしがなにも言わないのか、かってに頷いき


「おい、てめーらそろそろやっていいぞ?」


「まじか!!ラッキー☆」


「やべ、まじゾクゾクくるわ」


こないで…こないでこないでこないで…………!!!


「し……んま……!!」
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