僕らは妖怪 ~妖怪編~
「進真も眠くないの?おじさんだね☆」
「一言多いんだよ…てめーは」
あたしにはいっぱい妖怪たちが乗っかってきているのに進真には無意識に怖いオーラが漂っていて全く妖怪たちは進真の近くへはいかなかった。
「なぁ……明日、学校いくのか?」
うわ、いたいとこついてくるな。
「……明日による」
学校行っても友達はいない。妖怪でもやっぱり心がいたんじゃうんだよね。たかが人間何かと…って思うけど
あたしは半妖だから…半分人間の血が流れてるから…。
そりゃ、移動教室を一人で行ってたら寂しいし恥ずかしいし悔しいし悲しいよ。
だけど、いくら友達の気をつかっても「これくらいいいかな?」と思ってしまうんだよね。
「あたしって、弱いなぁ」