僕らは妖怪 ~妖怪編~
「………っ!!」
みると自分の腕から生暖かい赤いものが流れていた。
「……きゃあぁぁぁ!!!」
しかも、深くとてもじゃないけどあと少し深ければ腕は落ちていたと思う。
「佐藤さん?!!」
グッドタイミングで先生が現れた。あたしの腕をみて顔を青くし、
「今すぐ救急車を呼ぶからこっちに来て!!」
「はい…!」
先生のあとを追う時たまたま視界に奴が入った…あれ?
見間違いかな……振り返ると後ろ姿だからわからなかったけど、奴の目は真っ赤だった。