威鶴のmemory
扉を開くと、そこには──。
「あら、脳ミソが残念な……だれだったかしら?」
「トーマだ。出たな問題児……と」
そこには、新人教育とこの傷の時の原因であったソラと……。
「離れやがれ、そいつは俺のだ」
なぜかソラに絡まれている、威鶴の格好をした依鶴がいた。
そして苦笑いをしている。
「レイン、俺は今、嫌な予感しかしない」
「でしょうね。まさにその予感そのままでしょうから」
……ということは。
「トーマのパートナーはソラに決定」
「嘘だろ……」
死亡フラグが立った。
やっていけるわけない、こんな奴と依頼なんて。
だってコイツは俺の言う事聞かねぇじゃねーか!
「ムリだ!」
「ムリって言う方がムリよ。チョコが抜けて、ソラにだってパートナーがいないのよ」
「知るか!」
あーもう、なんだよこの展開!!