マンゴーにはなれそうもない
「ゴールデン・ウィークの予定は?」
「えっ?」
あれから一週間経ち、
あたしはいつもと変わらない
時間を店で過ごしていた。
「ああ・・。」
ラストまで居てくれた
パートさんはレジの〆を終え
カウンタに置いてあった
旅行のパンフレットを見てた。
明日からウチも
GWの休みに突入するのだ。
「あの年下くんに
誘われてなかったっけ?」
「・・そうだっけ?」
あたしはモップを掛けながら
忘れたフリをする。
もう彼も現れない・・、
やっと諦めたのだろう。
「アベルを連れてキャンプに
行こうかなと思って。」
「・・・1人で?」
「いけない? ロッジだもん。」
たまに利用する、
犬OKのキャンプ場がある。
アベルと云う名の二歳になる
チョコラブを連れて
2、3日気ままに過ごすのだ。
基本、あたしと云う人間は
1人行動が好きなのである。
「いーねー、キャンプか。
俺も長い事行ってないなー。」
「オーナーも
キャンパーだったんだ?」
厨房に入って来た経営者のオジ様が
中から顔をひょこり出した。
連休前に
フライヤーの油を抜きに来たのだ。
「昔はワンゲルだったんだよ。」
その巨体でワンゲルだったなんて
今では信じ難い。
「じゃ、良い休日を。」
「お疲れさ~ん。」
作業の為、まだ残ってると云う
オーナーに戸締りを任せて
あたし達はカフェを後にした。
「えっ?」
あれから一週間経ち、
あたしはいつもと変わらない
時間を店で過ごしていた。
「ああ・・。」
ラストまで居てくれた
パートさんはレジの〆を終え
カウンタに置いてあった
旅行のパンフレットを見てた。
明日からウチも
GWの休みに突入するのだ。
「あの年下くんに
誘われてなかったっけ?」
「・・そうだっけ?」
あたしはモップを掛けながら
忘れたフリをする。
もう彼も現れない・・、
やっと諦めたのだろう。
「アベルを連れてキャンプに
行こうかなと思って。」
「・・・1人で?」
「いけない? ロッジだもん。」
たまに利用する、
犬OKのキャンプ場がある。
アベルと云う名の二歳になる
チョコラブを連れて
2、3日気ままに過ごすのだ。
基本、あたしと云う人間は
1人行動が好きなのである。
「いーねー、キャンプか。
俺も長い事行ってないなー。」
「オーナーも
キャンパーだったんだ?」
厨房に入って来た経営者のオジ様が
中から顔をひょこり出した。
連休前に
フライヤーの油を抜きに来たのだ。
「昔はワンゲルだったんだよ。」
その巨体でワンゲルだったなんて
今では信じ難い。
「じゃ、良い休日を。」
「お疲れさ~ん。」
作業の為、まだ残ってると云う
オーナーに戸締りを任せて
あたし達はカフェを後にした。