マンゴーにはなれそうもない
明らかに焦らしてる
この男の意図が解った。

「シテ欲しい」

年上であるあたしに
そう云わせたいのだろう。

どれだけ経験が豊富だと
自惚れてるかは知らないが
バカにしたゲームだ。


「・・・!」


声を押し殺すのも限界に近い。

ゲームを始めた彼でさえ、
興奮してきたらしく、

"ソノ気になっただろ?"

そんな目であたしを見ながら
横顔の耳元に熱い息を吐き、

胸をブラの上から
優しく揉みしだいてる。

下着に手を入れられたくない・・

ソコに触れられたら最後、
あたしの負けになる。

想像しただけで気持ちとは
裏腹に湧き出てしまう雌である証拠。

だが弄ばれるのはゴメンだった。


「・・・・・その気なの?」

「うっ・・。」


後手で彼のパンツのボタンを
外してジッパーを降ろしてやる。

手探りで破裂しそうな
熱くて硬いものを摩ってやった。


「凄いコトになってるじゃない」


手触りと息遣いで
彼がガマンしているのが解る。

向き合って更にに手で弄んでやると
端正な顔が苦しそうに赤くなってた。

あたしの手の温度はとても冷たい。

男を限界にまで持っていく
十分な術も持っている。

滑り込むと次第に彼の手は止まり、
とうとう自分だけの快楽に没頭し始めた。


「ダメだ、もう・・手、放せ・・!」

「・・仕掛けたのはだぁれ?」

「ク・・ソ・・! ッ・・・!」

「・・最後まで・・、ね。」


売られた喧嘩・・じゃなくてゲーム。
遠慮する筈がない。

ビチャビチャになった手のまま
出るだけ絞りだしてやった。

息を荒げ、
恨めしそうにあたしを睨む彼。

下着姿のまま立ち上がると
傍にあるテッシュ・ケースを彼の手元に
ポンと投げて置いてやった。


「先にシャワー使わせて貰うわ。
ごゆっくり・・。フフ」



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