マンゴーにはなれそうもない
「聞き返すなよ」
また前を見たかと思うと、
頬が緩むのを我慢してる・・微妙顔。
「キス・・・着いたらスグしたい。」
「・・・・・・・・。」
いやだ・・・どうしよう。ヤヴァイ
あの、
照れた真面目顔で運転する横顔。
今、あたしのココロの有様ったら
お皿を洗う、スポンジみたい・・
ギュッと鷲づかみされて搾り出されたのは
母性本能だけじゃ・・ナイみたい。
「・・・・でも、いいよ。」
「え!? なに、何!?? 今、なんて!?」
プッっ・・・・必死すぎ。
吸おうと思って出しておいた煙草を
カップホルダーに立てたのには訳がある。
「買い物は今日じゃないとダメなの?」
「いや・・・、え?」
体を少し起こし、
彼の耳元でコソッと囁いてみる。
「車・・どこかで止めない・・?」
「・・・・・、」
「________て・・きちゃった」
「・・・・・・・!」
息をハぅ、と吸った音の後だ。
横顔から喉へゴクリと通過した生唾。
一度もあたしの顔を見下ろさず、
急ブレーキになりそうな勢いで
車のハンドルを回す回す。
ズズッとタイヤの音をさせながら
Uターンしたと思ったら。
「油みたいな台詞だ」
なんて呟いてた。
気が変わらないウチにと思ったか
大急ぎで車は大きい公園の
暗ぁい、駐車場へ入って行く・・。
桜の木の下に停め
シートベルトを外して辺りに
人ケがないのを確かめてる。
だだっ広い駐車場、
車は疎らに・・京都の鴨川に座る
カップルみたいな間隔をあけていた。
「こう云う現場、初めてかも」
「あたしも・・ンん・・・」
やっと落ち着いたかに笑ったのも
束の間、唇を引き寄せあう。
許して貰うキスはいつもより念入りで
「チカラ抜いてて」
そう云うのはあたしの方。
たっぷりのサービスの途中だったのに。
「んん!」
ガクン。
スグに
シートを倒してしまう彼なのだった・・。
また前を見たかと思うと、
頬が緩むのを我慢してる・・微妙顔。
「キス・・・着いたらスグしたい。」
「・・・・・・・・。」
いやだ・・・どうしよう。ヤヴァイ
あの、
照れた真面目顔で運転する横顔。
今、あたしのココロの有様ったら
お皿を洗う、スポンジみたい・・
ギュッと鷲づかみされて搾り出されたのは
母性本能だけじゃ・・ナイみたい。
「・・・・でも、いいよ。」
「え!? なに、何!?? 今、なんて!?」
プッっ・・・・必死すぎ。
吸おうと思って出しておいた煙草を
カップホルダーに立てたのには訳がある。
「買い物は今日じゃないとダメなの?」
「いや・・・、え?」
体を少し起こし、
彼の耳元でコソッと囁いてみる。
「車・・どこかで止めない・・?」
「・・・・・、」
「________て・・きちゃった」
「・・・・・・・!」
息をハぅ、と吸った音の後だ。
横顔から喉へゴクリと通過した生唾。
一度もあたしの顔を見下ろさず、
急ブレーキになりそうな勢いで
車のハンドルを回す回す。
ズズッとタイヤの音をさせながら
Uターンしたと思ったら。
「油みたいな台詞だ」
なんて呟いてた。
気が変わらないウチにと思ったか
大急ぎで車は大きい公園の
暗ぁい、駐車場へ入って行く・・。
桜の木の下に停め
シートベルトを外して辺りに
人ケがないのを確かめてる。
だだっ広い駐車場、
車は疎らに・・京都の鴨川に座る
カップルみたいな間隔をあけていた。
「こう云う現場、初めてかも」
「あたしも・・ンん・・・」
やっと落ち着いたかに笑ったのも
束の間、唇を引き寄せあう。
許して貰うキスはいつもより念入りで
「チカラ抜いてて」
そう云うのはあたしの方。
たっぷりのサービスの途中だったのに。
「んん!」
ガクン。
スグに
シートを倒してしまう彼なのだった・・。