マンゴーにはなれそうもない
「初めて会った時の香水?
ショックな位いい匂いだった・・。」
女っけのない
職場でもなくなってるのに?
"消防士は昔、fireman
今はfirefighterって云うんだ"
そんな彼の言葉を思い出す。
消防や救急にも
女性が進出してきているからだ。
あたしは店で香水を絶対着けないが
そう云う彼女達もそうなのか。
「フフ またドキドキしてきた」
「変な人。フフ あ・・?」
♪~♪~
着うたに心臓が波打つ・・優弥だ。
「鍵持ってって?」
「ええ。」
ベッドを降りて急いで廊下へ。
気持ちが震えるのを抑え
何を話していいかも解らぬまま、
それを耳に声を待つ・・。
『_______ 瑠璃?』
浸透していく懐かしい声に
あの晩のひと時が蘇る。
優弥の手、胸、涙・・全て暖かだった。
「・・・どうしたの?」
『・・・怒らない?』
「・・・うん。」
『瑠璃の夢を見たのに・・声が
聞けなかったんだ・・だから・・。』
「・・嬉しい。」
まるでそのいい訳の頭に
"せっかく"が着きそうな言い方。
別れたのにこんな会話・・
何やってんだろ、あたし達は。
『「 ・・・・。」』
横たわるかの
もどかしくも切なくなる空気。
不思議と苦しさはなく
ずっとこうしていたい気分にすらなる。
それはあの日、2人ベッドで
天井のファンを眺めた時に似ていた。
電話で良かった
今、あの目で見つめられたら
心は・・縛られたままになる。
『・・誰かと一緒?』
「うん。友達と。」
躊躇はしない。
聞かれれば誰であるかも
ちゃんと答えるつもりだった。
時は確実に進んでる、
お互いそれを自覚する為に。
だが彼はそれ以上訊ねなかった。
『・・ごめん』
「ううん」
『・・おやすみ』
「うん、おやすみ・・。」
パチ・・。
携帯を閉じて暫く、
廊下の壁に背も垂れてる。
暫くはこんな事があるだろう
けれど
それがプツリとなくなった時
あたしは耐えられるのか_____
ショックな位いい匂いだった・・。」
女っけのない
職場でもなくなってるのに?
"消防士は昔、fireman
今はfirefighterって云うんだ"
そんな彼の言葉を思い出す。
消防や救急にも
女性が進出してきているからだ。
あたしは店で香水を絶対着けないが
そう云う彼女達もそうなのか。
「フフ またドキドキしてきた」
「変な人。フフ あ・・?」
♪~♪~
着うたに心臓が波打つ・・優弥だ。
「鍵持ってって?」
「ええ。」
ベッドを降りて急いで廊下へ。
気持ちが震えるのを抑え
何を話していいかも解らぬまま、
それを耳に声を待つ・・。
『_______ 瑠璃?』
浸透していく懐かしい声に
あの晩のひと時が蘇る。
優弥の手、胸、涙・・全て暖かだった。
「・・・どうしたの?」
『・・・怒らない?』
「・・・うん。」
『瑠璃の夢を見たのに・・声が
聞けなかったんだ・・だから・・。』
「・・嬉しい。」
まるでそのいい訳の頭に
"せっかく"が着きそうな言い方。
別れたのにこんな会話・・
何やってんだろ、あたし達は。
『「 ・・・・。」』
横たわるかの
もどかしくも切なくなる空気。
不思議と苦しさはなく
ずっとこうしていたい気分にすらなる。
それはあの日、2人ベッドで
天井のファンを眺めた時に似ていた。
電話で良かった
今、あの目で見つめられたら
心は・・縛られたままになる。
『・・誰かと一緒?』
「うん。友達と。」
躊躇はしない。
聞かれれば誰であるかも
ちゃんと答えるつもりだった。
時は確実に進んでる、
お互いそれを自覚する為に。
だが彼はそれ以上訊ねなかった。
『・・ごめん』
「ううん」
『・・おやすみ』
「うん、おやすみ・・。」
パチ・・。
携帯を閉じて暫く、
廊下の壁に背も垂れてる。
暫くはこんな事があるだろう
けれど
それがプツリとなくなった時
あたしは耐えられるのか_____