恋愛記念日(恋愛短編集)





「どうした、湧也」





 隼翔に言われ、





「や、お前と同じクラスでよかったなって思ってさ」





 慌てて言い訳。




 でも、あながちウソではない。






「俺も。お前と一緒なら鬼に金棒だ!」





 隼翔が、白い歯を見せて





 ニカッと笑う。




 隼翔は色黒だから




 白い歯が眩しかった。



< 18 / 175 >

この作品をシェア

pagetop