恋愛記念日(恋愛短編集)






 でも。





「湧也くんに優しくしてたもの。




 少しは隼翔くんからの





 好感度、上がったんじゃない?」








 麗華の取り巻きのたった一言で






 俺の恋心は砕けた。






 隼翔へのポイント稼ぎのために






 俺は利用されただけだった。





 底なし沼へ落ちていくんじゃないかって





 そう思った。




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